元スレ
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天真=ガヴリール=ホワイト 千咲=タプリス=シュガーベル 月乃瀬=ヴィネット=エイプリル 白羽=ラフィエル=エインズワース

1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:12:17.221 ID:VSolRH4p0.net

 
-住宅街-


 タッタッタッ

タプリス「もう、天真先輩ったら」

タプリス「またよくわからない用事で、わたしを呼び出して」

タプリス「振り回されるこちらの身にもなってくださいよぉ」

タプリス「って、もうこんな時間! 急がないと!」


 タッタッタッ ドンッ

タプリス「あいたっ!!」

 ドサァ

??「おっと、すまない!」

タプリス「いたたたた、どなたかにぶつかってしまいましたぁ」

??「本当に申し訳ない。僕の前方不注意だ。怪我はないかい?」スッ

タプリス「あ、大丈夫です。こちらこそよく前を見ずに走っていてすみません」

タプリス(って、この男の人、どこかで見覚えが……)

タプリス「あっ! まさかあなたは!?」

??「ん? 僕のことを知っているのかい?」

タプリス「図書館の本で読んだことがあります! あなたは確か……」

3 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:15:44.117 ID:VSolRH4p0.net

 
修造「僕の名前は修造だ! 本を読んでくれたんだね、ありがとう! えっと……」

タプリス「あ、わたしは千咲っていいます」

修造「そうか、千咲くんか!」


タプリス「それにしてもすごいです! あの本の作者さんにお会いできるなんて!」

修造「そんな大した人間ではないよ、僕は」

修造「あの本にはただ、僕が成し得なかったことを書いただけさ!」

タプリス「いえいえ、そんなご謙遜を!」

タプリス「あの本のおかげで、毎日がんばるぞーっていう気持ちが湧いてきます!」

修造「ははっ、そう言ってもらえると、書いた甲斐があったというものさ!」


修造「そうだ、ぶつかってしまったお詫びといってはなんだけど」

修造「何か君のことを、手助けさせてもらえないかな」

タプリス「手助けなんて、そんな。わたし、怪我もしてないですし……」

修造「いや、僕の気がすまないんだ! 頼む! 何でもいいから!」

タプリス(こんな人格者さんに何かを手伝ってもらえるなんて)

タプリス(恐縮してしまいます。でも折角の機会ですから……)

タプリス(あ、そうだ、この人なら!)


タプリス「あ、あの! 無理を承知でお願いしたいことがあります!」

修造「なんだい? 僕にできることなら何でもするよ!」

タプリス「じ、実はですね……」

13 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[保守ありがとう] 2017/04/26 21:18:53.112 ID:VSolRH4p0.net

 
-ガヴリールの家-


ガヴリール「……追い出して」

タプリス「即答!?」

修造「君が天真くんだね! 話は千咲くんから聞いているよ!」

修造「ふんふん、なるほど! 部屋の様子から見て……」

修造「なんとなく君がどういう状況にあるか、理解した!」

ガヴリール「なあタプリス。警察呼んでいいか?」

ガヴリール「これ、不法侵入ってやつだよな?」

タプリス「ちょ、ちょっと待ってください!」

タプリス「わ、わたしからこの方にお願いしたのは本当ですから!」

ガヴリール「……で、この人誰なの?」

タプリス「えっ、天真先輩知らないんですか?」

ガヴリール「知らない」


タプリス「この方は修造さんといいまして、本も出しているんです」

タプリス「それに、世界中の人たちを応援して回っている、すごい人なんですよ」

ガヴリール「ふーん、なんとなくお前の意図を理解したわ」

ガヴリール「大方、この人の指導で、私を更生させようっていう魂胆だろ」

タプリス「うっ……え、えっと……」

修造「その通り!」

タプリス「えっ?」

修造「理解が早くて助かるよ、天真くん! さすがだな!」

19 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:22:18.017 ID:VSolRH4p0.net

 
ガヴリール「……タプリスに何を言われたか知らないけど」

ガヴリール「あんたが何をしようと、私は今の生活を変える気はないからな」

修造「それはどうしてだい?」

ガヴリール「……私は自分に正直に生きることにしたんだ」

ガヴリール「だからこの一番気楽で、楽しい毎日を捨てる気は毛頭ない」

修造「なるほど。じゃあもっと気楽で楽しい日々を過ごすことができれば」

修造「今の生活を捨てる可能性があるってことだね!」

ガヴリール「……そんなのあるわけないだろ」


修造「なんでそこで諦めるんだ!!」

ガヴリール「……ッ」

修造「気楽で楽しい日々を求める、大いに結構!」

修造「だけど他のことを試さずに、今の生活が自分にとって最高だと」

修造「決めつけるのは早計だと思わないかい!」

ガヴリール「……」

修造「別に僕は、君の……ネットゲームだっけ? それを奪い取る気は全くない!」

ガヴリール「え、そうなの」

修造「ああ、約束する! 強制的にやめさせるようなことは絶対にしない!」

修造「ただ他のことを少しずつでいいから、体験してみてほしいんだ!」

ガヴリール「……まぁ、ネトゲやめなくてもいいなら……程度によるけど」

タプリス「せ、先輩!」

ガヴリール「でも、少しでもつまらないと思ったら、すぐやめるからな」

修造「そうか、ありがとう天真くん! じゃあ、早速外へ出ようか!」

ガヴリール「えっ」

21 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:24:38.776 ID:VSolRH4p0.net

 
-ガヴリールの家の前-


ガヴリール「私に何させる気だよ」

修造「これから天真くんには、ジョギングをしてもらうよ!」

ガヴリール「はぁ? ジョギングなんて面倒くさい……」

修造「何をするにしても、まずは体が資本」

修造「丈夫な体こそ、丈夫な精神を作り、すべての行動の源になる!」

ガヴリール「帰っていいっすか」

修造「ははっ! まぁ、聞いてくれよ! 天真くんに今回走ってもらうのはここだ!」ドンッ

ガヴリール「ん? うちの周り……?」

修造「そうだ、このアパートの周りを一周だ!」

ガヴリール「はぁ? そんなのすぐに終わるじゃん」

修造「それでいいんだ。ただ、それを毎日続けてほしい」

修造「僕も一緒に走るからね!」

ガヴリール「まぁ……それだけなら」

修造「よし! じゃあ、走ろうか!」


 タッタッタッ

修造「できる! できる! 君ならできる!」

ガヴリール(うるさい……)


ガヴリール「はい、終わりっと。これで追加とか言うつもりじゃないよな」

修造「そんなこと言わないさ! これで終わりだよ、お疲れ様!」

修造「それにしても、もっとひどい状態かと思ったが」

修造「意外と走れているじゃないか! 見直したぞ、天真くん!」

ガヴリール「はいはい、そりゃどうも。じゃあもう帰ります」

修造「ああ、また明日!」

23 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:27:35.765 ID:VSolRH4p0.net

 
-次の日 ガヴリールの家-


 ピンポンピンポンピンポーン


ガヴリール「んあ……誰だよ、ヴィーネか?」

ガヴリール「でもヴィーネなら勝手に入ってくるだろうし」

 ドンドンドンッ

修造『おはよう! 天真くん! ごはん食べよう!』

ガヴリール「うわ……あの人、今日も来たのかよ」

 ガチャ

修造「食材買ってきたから、一緒にごはん食べようか!」

ガヴリール「えっ、あんた料理できるの?」

修造「ははっ、まぁそこそこにね。日本全国の料理を食べ尽くしているから」

修造「これでも結構、味にはうるさいんだ」

ガヴリール「もしかして、おごり?」

修造「もちろんだよ! あ、その代わり僕の分も一緒に作るからね!」

ガヴリール(これはラッキー、食費が浮いた)


修造「食事は健康な体を作るために、絶対に手を抜いてはいけないからね!」

修造「健康な体は、健全な精神を作るんだ!」

ガヴリール「はぁ……そうですか」

修造「じゃあ、さっそくキッチンを借りるから!」

ガヴリール「はいはい」

28 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:30:33.323 ID:VSolRH4p0.net

 
ガヴリール「ごちそうさまでした」

修造「ああ、お粗末さま! いい食べっぷりだったね!」

ガヴリール「まともな料理、久しぶりだったんで」

ガヴリール(正直、滅茶苦茶うまかったけど)

修造「そうか、それはよかった!」


修造「それじゃあ少し休憩したら、今日もジョギングに行こうか!」

ガヴリール「またアパートの周りを一周?」

修造「ああ、そうだ!」

ガヴリール「あんな短い距離、走っても走らなくても変わらなくないっすか?」

修造「何言ってんだよ!!」

ガヴリール「……ッ」

修造「天真くんが、自分の足でジョギングを達成したことが重要なんだ!」

修造「逆に、一回走ったんだから、二回走っても問題ないだろう?」

ガヴリール「まぁ別に、あの距離を走ること自体はいいですけど」

修造「そう! 続けることが大事なんだ!」



-ガヴリールの家の前-


 タッタッタッ

修造「諦めるな! 諦めるな! もっと熱くなれよ!」

ガヴリール(……黙って走れないのかな、この人)

32 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:33:42.681 ID:VSolRH4p0.net

 
修造「よし、今日はこれで終わり! って、うおっ!」

ガヴリール「どうしたんですか?」

修造「昨日よりもタイムが早くなっている!」

ガヴリール「そ、そうっすか」

修造「すごいぞ! やればできるじゃないか!」

ガヴリール「たまたまでしょ、それに昨日と同じようにしか走ってないし」

修造「ははっ、これは明日も楽しみだな!」

ガヴリール「聞いてないし……じゃあもう帰ります」

修造「ああ、また明日な!」



-数日後 学校の教室-


ヴィーネ「そういえばガヴ、最近学校にちゃんと来てるわね」

ガヴリール「そうか? いつもと変わらんと思うけど」

ヴィーネ「それになんか、いつもよりも肌ツヤが良いような」

ガヴリール「……特に何もしてないけどな」

ヴィーネ「うーん。そうだ、今日久しぶりにガヴの家行っていい?」

ガヴリール「別にいいけど」

ヴィーネ「どうせ掃除とかしてないんでしょ? まったく、しょうがないんだから」

33 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:36:41.070 ID:VSolRH4p0.net

 
-ガヴリールの家-


ヴィーネ「あ、あれ、思ったより綺麗ね」

ガヴリール「ああ。最近、修造さんが来てるからな」

ヴィーネ「……修造さんって?」


 ピンポンピンポンピンポーン


ガヴリール「あ、来た」

 ガチャ

修造「こんにちは、天真くん! おや、隣のお嬢さんはお友達かな」

ヴィーネ「えっ、この人まさか……あの有名な修造さん!?」

ガヴリール「ああ、そうみたい。タプリスが突然連れてきた」

修造「ははっ、お恥ずかしい限りだ!」

ヴィーネ「え、えっと……もしよかったら、サインもらえますか!」

修造「僕のサインなんて、モノ好きだね! いくらでもあげちゃうよ!」

ヴィーネ「やったぁ! ありがとうございます! あ、私、月乃瀬っていいます!」

修造「月乃瀬くん、だね。サインにそう書いておくよ」


ヴィーネ「それにしても、どういうことなのよガヴ。タプちゃんが連れてきた?」コソコソ

ガヴリール「そのままだよ。なんか私を更生させるように、タプリスに頼まれたみたい」コソコソ

ヴィーネ「ふーん、なるほど」コソコソ

ガヴリール「な、なんだよ。私はそんな気まったくないからな」コソコソ

ガヴリール「この人が飽きて去るのを待ってるだけだから」コソコソ

ヴィーネ「そっかそっか」コソコソ

35 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:39:30.547 ID:VSolRH4p0.net

 
ヴィーネ「修造さん!」

修造「なんだい、月乃瀬くん」

ヴィーネ「ガヴのこと、ぜひともよろしくお願いします!」

ガヴリール「は? ヴィーネ何言ってるんだよ」

ヴィーネ「私だってタプちゃんと同じよ」

ヴィーネ「ガヴが更生してくれたら、それに越したことはないもの」

ガヴリール「だから、私はなぁ……」

修造「取り込み中すまないが、そろそろ日課のジョギングに行こうか!」

ヴィーネ「えっ、ガヴ、ジョギングなんてしてるの!?」

ガヴリール「ま、まあな」

ヴィーネ「すごい、さすが修造さん……ねえガヴ、私もついていっていい?」

ガヴリール「別にいいけど」



-ガヴリールの家の前-


 タッタッタッ

修造「熱く! 熱く! もっともっと熱くなれよぉ!」

ガヴリール(……恥ずかしい)

ヴィーネ(これはちょっと恥ずかしいわね……)


ガヴリール(それにしても、アパート一周だけで終わりにしたら)

ガヴリール(絶対、ヴィーネに馬鹿にされそうだな)

36 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:42:32.248 ID:VSolRH4p0.net

 
修造「これでよしっと、じゃあ今日は――」

ガヴリール「何いってんすか、修造さん」

修造「えっ」

ガヴリール「続き、走りますよ」

修造「……ははっ、なるほど」

修造「そうだね、僕の勘違いだったようだ。天真くんが走れるだけ周回しようか!」

ガヴリール「うっす」

ヴィーネ「……?」


 タッタッタッ

ガヴリール「ぜぇ……ぜぇ……」

修造「……」

ガヴリール(今、何周目だ、かなりつらいぞ……まだそんなに走ってないのに)

ガヴリール(これじゃどのみち、ヴィーネに馬鹿にされちまう)


 グキッ

修造「あいったぁぁぁぁぁぁっ!!」

ガヴリール「!?」

ヴィーネ「!?」

修造「す、すまない、足を挫いてしまったみたいだ」

ガヴリール「はぁ……はぁ、大丈夫っすか?」

修造「申し訳ないが、今日はここまでにしても良いだろうか」

ヴィーネ「修造さんがそういうなら……ねえ、ガヴ」

ガヴリール「あ、ああ」

ガヴリール(な、何にしても、助かった……)

39 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:45:39.618 ID:VSolRH4p0.net

 
ヴィーネ「では修造さん、これからもガヴのこと、よろしくお願いします」

修造「ははっ、任せてよ! それにしても……」

ヴィーネ「はい?」

修造「ジョギングの様子を見ていたが、月乃瀬くんもなかなか見所がありそうだ」

ヴィーネ「え、ほんとですか!?」

修造「ああ、時間があるなら、天真くんと一緒に汗を流してくれると嬉しい」

修造「共に切磋琢磨する相手がいれば、お互いの向上に繋がるからね!」

ヴィーネ「わかりました、ぜひ!」

ヴィーネ「じゃあ、ガヴもあまり修造さんに迷惑かけないようにね」

ガヴリール「迷惑なんてかけてねーよ」

ヴィーネ「だといいんだけど。それじゃあね」



修造「いい友だな!」

ガヴリール「……まぁ、それは認めるよ」

修造「それにしても今日はすごかったじゃないか、自己ベスト更新だ!」

ガヴリール「でも、全然走れなかったし」

修造「何言ってるんだ。昨日の何倍走ったと思ってるんだ?」

修造「やっぱり君はすごいな! やればできるんだ!」

ガヴリール「……」

修造「それじゃあ、僕はそろそろ帰るよ!」

ガヴリール「……三周」

修造「えっ?」

ガヴリール「明日から、三周走る」

修造「……そうか、君がそう決めたのなら、僕も一緒に走るだけだ!」

修造「それじゃあ天真くん、また明日!」

41 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:48:40.647 ID:VSolRH4p0.net

 
-数週間後 ガヴリールの家の前-


 タッタッタッ

修造「できる! できる! 君ならできる!」

ガヴリール「はっ……はっ……」


修造「ふぅ……すごいな、また自己ベスト更新だ!」

ガヴリール「ぜぇ……ぜぇ……、う、うす」

修造「まさかこんな短期間で、三十周も走れるようになるとは思わなかった!」

ガヴリール「でもなんか最近は、疲れ方が変わらないというか」

ガヴリール「これ以上、距離延ばすのがしんどいっす」

修造「そうだな……それじゃあ、少しだけ筋トレを始めてみようか」

ガヴリール「えっ、筋トレっすか」

修造「そんなに身構えることはないよ。ストレッチの延長みたいなものさ」

修造「一日、10分するだけで、筋力量が少しずつ増えて、走るのもだいぶ楽になるよ」

ガヴリール「それなら、まぁ……」

修造「でも本当にいいのかい? 10分、他のことをする時間が減ってしまうけど」

ガヴリール「別にネトゲは夜やればいいし、10分くらいなら大丈夫っす」

ガヴリール「とりあえず、教えてください」



-ガヴリールの家-


ガヴリール「今日もうまいっすね」モグモグ

修造「筋肉をつけるには、タンパク質が必須だからね!」

修造「どんどん食べてくれて、問題ないさ!」

ガヴリール「うっす」パクパク

43 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:51:42.319 ID:VSolRH4p0.net

 
-住宅街-


修造「今日は天真くんにゴミ拾いのボランティアをして欲しいんだ!」

ガヴリール「は? ボランティアだって?」

修造「まあ、ボランティアということは置いておいて」

修造「ゴミ拾いもなかなか、普段使っていない筋肉を使うから」

修造「良い筋トレになるんだ!」

ガヴリール「いやいや、それはさすがに」

修造「もちろん、僕も一緒に参加するからね! そうだ!」

修造「僕とゴミ拾い対決をして、天真くんの方が多く拾ったら」

修造「今日はケーキを作ってあげよう」

ガヴリール「ケーキってまじ?」

修造「ああ、しかもホールだ」

ガヴリール「……しょうがない、やりますか」


修造「それじゃあ、よーいスタートだ!」

 シュタタタタッ

ガヴリール「くそっ、なんだあの動き、めっちゃはやい!」

 タッタッタッ


ガヴリール「ぜぇ……ぜぇ……、ど、どうだ」

修造「はぁ、はぁ……、一袋、僕のほうが少ないね、完敗だ」

修造「やるじゃないか、天真くん!」

ガヴリール「まあ、地の利はこっちの方があるっすから」

修造「約束通り、今日はケーキを作ってあげよう。プロテインも少しだけ混ぜるからね!」

ガヴリール「……せめて、味は変わらないようにしてくださいよ」

45 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:54:40.127 ID:VSolRH4p0.net

 
-ガヴリールの家-


ガヴリール「ふっ……50……51……」

修造「できる! 君なら限界を超えられる!」

ガヴリール「……99……100ッ!」

修造「よくやったぞ! 100回だ! 新記録じゃないか!」

ガヴリール「ぜぇ……ぜぇ……、もう、一セットやります」

修造「そうか! さすが天真くんだな! 本気になれば何でもできる!」

ガヴリール「う、うす」



修造「なんだって、トレーニングの量を増やしてほしい?」

ガヴリール「うす」

修造「いや、ただ闇雲に増やすのは、逆に体によくない」

ガヴリール「でも、空いた時間がもったいないっすから」

修造「空いた時間は趣味に使うとかで良いんじゃないか? ほら、ネットゲームとか」

ガヴリール「なんか最近、ネトゲやってもつまらないというか」

ガヴリール「それよりも、体動かしてる方が楽しいんで」

修造「そうか。じゃあ勉強するっていうのはどうかな」

ガヴリール「えっ、勉強?」

修造「ああ、前にも言ったことがあるよね。健康な体は――」

ガヴリール「健全な精神が作る」

修造「ああ、そうだ。勉強によって精神が鍛えられることで」

修造「いざという時の身体能力を向上させることにも繋がるんだ!」

ガヴリール「うす、じゃあやってみるっす」

修造「大丈夫、君なら両方できる! 必ずだ! 僕が保証する!」

50 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 21:58:08.204 ID:VSolRH4p0.net

 
-しばらく後 ガヴリールの家の前-


タプリス(うぅ……最近忙しすぎて、天真先輩に全然会えませんでしたが……)

タプリス(修造さん、もう諦めて帰っちゃったでしょうか)

 ピンポーン ガチャ

タプリス「えっ、早っ!」

ガヴリール「タプリスか、今日はどうした?」ムキッ

タプリス「ひっ!!」

ガヴリール「ん?」

タプリス「え、えっと……て、天真先輩……ですか?」

ガヴリール「何を言ってるんだ、そうに決まってるだろ?」ムキッ

タプリス「なんだかずいぶんと……筋骨隆々になりました、ね?」

ガヴリール「そうか? 前とそんなに変わらんだろ」ムキッムキッ

52 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:00:35.195 ID:VSolRH4p0.net

 
タプリス「いやいやいや……」

タプリス「以前お会いしてから、何があったんですか……?」

ガヴリール「ああ、あれからコーチにいろいろ教えてもらってな」ムキッ

タプリス「コ、コーチ? って、誰です?」

ガヴリール「何だ、ふざけてるのか? 修造コーチに決まってるだろ」ムキッ

タプリス「えぇっ、修造さんが、コーチ……?」

ガヴリール「当たり前だろ」ムキッ


タプリス「えっとそれより、その手に持ってるのは……」

ガヴリール「ああ、これか。プロテインドリンクだよ、毎日欠かせないんだ」ムキッ

タプリス「へ、へぇ……」

ガヴリール「あ、そうだタプリス。ちょうどよいところに来た」ムキッ

ガヴリール「これから20キロランニングにいくから、タプリスも一緒にいくぞ」ムキッ

タプリス「どぇっ! 20キロ!?」

53 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:03:30.485 ID:VSolRH4p0.net

 
タプリス「ぜぇ……ぜぇ……、もうギブ、ギブリスですぅ……」

ガヴリール「だらしないな……まだ2キロだぞ」

ガヴリール「仕方ない。鍵渡すから、私の部屋で待っててくれ」

タプリス「わ、わかりましたぁ……」

タプリス(あの運動嫌いの天真先輩が、どうしてこんなことに……)

タプリス(修造さん、すごすぎですよぉ……)



-ガヴリールの家-


タプリス(うわ、部屋も綺麗に片付いてる……)

タプリス(それに……パソコンがどこにもありませんね)

タプリス(まさか、あれだけやっていたネットゲームも)

タプリス(やめてしまったんでしょうか)

タプリス(あれ、これは……写真?)

タプリス(どうやらボランティア活動の記念写真みたいです)

タプリス(天真先輩……ボランティアにも参加しているんですね)

タプリス(……)

タプリス(これは、もしかして……)

タプリス(更生成功と言えるのではないでしょうか)

タプリス(……でもわたしは、天使学校時代のような先輩に戻ってほしかったなぁ)

55 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:07:08.724 ID:VSolRH4p0.net

 
タプリス(だって、このままだと……)

――

――――

ガヴリール「ふふっ、こっちに来なさいタプリス。抱きしめてあげますね」ムキッ

タプリス「はーい、先輩♪」

ガヴリール「タープリスっ♪」ムキッ

 ぎゅぅぅぅ ベキバキボキィッ

タプリス「ぎょえぇぇぇぇぇぇっ!!」

――――

――

タプリス(はわわわわ……)ガクガクブルブル

タプリス(だ、だめです、これでは……)

タプリス(わたしの命がいくらあっても足りませんっ)


タプリス(と、とりあえず書き置きをして……)

タプリス(し、白羽先輩に相談しにいきましょう)



-ラフィエルの家-


ラフィエル「なるほど、最近ずいぶんとガヴちゃんの体積が増えたと思ったら」

ラフィエル「そんなことになっていたんですね」

タプリス「は、はい。確かに以前よりかは、更生していると思うのですが」

タプリス「なんかこう、コレジャナイ感が……」

ラフィエル「そうですか? 私はムキムキのガヴちゃんも素敵だと思いますけど」

56 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:09:55.517 ID:VSolRH4p0.net

 
ラフィエル「ですが、お話を聞いた限りですと……」

ラフィエル「ここからまた別の人格へシフトしていくのは、かなり難しそうですね」

タプリス「ですよね。修造さんの精神論にかなり染まりきっていますから」

タプリス「でも、やはり昔の先輩に戻って欲しいです」

タプリス「それがわたしの、一番の目標ですから」

ラフィエル「そうですかそうですかぁ」


タプリス「えっと、何かいい方法はありませんかね」

ラフィエル「一つだけ、ありますよ」

タプリス「本当ですか!? 白羽先輩、ぜひ教えてほしいです!」

ラフィエル「……今のガヴちゃんは、力に心酔していますからね」

ラフィエル「ならば、それ以上の力でねじ伏せて、一気に説き伏せるまで、です」

ラフィエル「単純ですが、それが一番効果があると思います」

タプリス「それ以上の力……ですか」

タプリス「でも、わたしにはそんな力ありません……」


ラフィエル「そうですね、今のタプちゃんでしたら、無理でしょう」

タプリス「今の……ですか?」

ラフィエル「私の知り合いの知り合いにですが」

ラフィエル「修造さんに負けずとも劣らない、熱い方がいらっしゃるんです」

ラフィエル「その方に稽古をつけていただいて、ですね」

ラフィエル「タプちゃんが、今のガヴちゃんを倒せばよいのです!」

タプリス「えぇっ……」

58 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:13:21.944 ID:VSolRH4p0.net

 
-舞天市 山奥-


タプリス「うぅ、待ち合わせの場所はここだと聞いたのですが……」

タプリス「こんな山奥で、何をするのでしょうか」

 イェエエエエエーーイ

タプリス「ひっ、な、何の音ですか!?」


 ドドドドドッ キキーッ

??「イェエエエエエーーイ!!」

タプリス「だ、誰ですか!?」

??「どぉーも!! 空前絶後のぉぉぉぉ! 超絶怒涛のピン芸人!!」

??「笑いを愛し、笑いに愛された男ぉー!!」

池崎「その名もぉ!! 池崎ぃぃぃぃぃっ!! いええぇぇぇぇぇ!!」

タプリス「んん???????」


池崎「君が依頼主のお嬢さんだね!!」

タプリス「えっ、あ、はい……」

池崎「早速だが、俺たちに残された時間は少ない!!」

池崎「宇宙最強を目指して、この身が朽ち果てようとぉぉぉ! 命を燃やしてぇぇぇ!!」

池崎「強敵と書いて、ともを、倒そうじゃない、かぁぁぁぁぁぁっっ!!!」


タプリス「よ、よろしくお願いします、師匠!」

池崎「この俺にぃ!! ボコォッ! 任せとけぇぇぇぇぇぇっ!!!」

59 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:17:09.237 ID:VSolRH4p0.net

 
-数ヶ月後 工事現場-


ガヴリール「……」

修造「……」

ガヴリール「……来たか」


 ゴゴゴゴゴゴッ


タプリス「……」ムキッ

ガヴリール「……」ムキッ


ガヴリール「……タプリス、見違えた――」

タプリス「イェエエエエエエエエエエエーーイ!!!!」

ガヴリール「なっ!?」


タプリス「空前絶後のぉぉぉぉ!! 超絶怒涛のピン天使ぃ!!」

タプリス「天真先輩を愛しぃぃ!!! 天真先輩に愛された女ぁっ!!!」

タプリス「そぉう、このわたしこそはぁ!!」

タプリス「身長152cm! 体重44kg! スリーサイズは上から83、57、82ぃぃぃ!!」

タプリス「スマホのパスコードロックは0420! 天真先輩の誕生日ぃぃぃぃっ!!!」

タプリス「そぉう、全てをさらけ出したぁ、このわたしはぁ!!」


タプリス「タプリィィィスッ……千咲ぃ!! いええぇぇぇぇぇっ!!!」



ガヴリール「……」

修造「……」

63 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:20:57.335 ID:VSolRH4p0.net

 
タプリス「天真先輩にぃぃぃっ!! 決闘を申し込みまぁぁぁぁすっ!!」

ガヴリール「ふっ、お前もずいぶんと鍛錬を積んできたようだな」

ガヴリール「上腕三頭筋を見たらわかる」ムキッ

タプリス「……」ムキッ

ガヴリール「いざ、尋常に勝負だッ!!」



ヴィーネ「ねえラフィ、なんで私たちまで呼ばれているの」

ラフィエル「それはもちろん、面白いからです♪」

ヴィーネ「タプちゃんまで、あんなムキムキになっちゃって」

ヴィーネ「せっかくの可愛い姿が台無しよ……」

ラフィエル「まぁまぁ。お二人の勇姿、拝見させていただこうではありませんか」



修造「天真くん。正直、勝ち負けなんか、ちっぽけなことだ!」

修造「大事なのは、その一瞬一瞬で、ベストを尽くすこと!」

修造「さぁ、いくんだ! 君の本気を見せてくれ!!」

ガヴリール「はい、コーチ!!」



池崎「パーフェクトだ、千咲くん。俺にはもう教えることは何もない」

タプリス「師匠……」

池崎「全力で命を燃やしてこい!! イェエエエエエーーイ!!」

タプリス「イェエエエエエーーイ!!」

64 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:24:46.579 ID:VSolRH4p0.net

 
ラフィエル「では、私が審判をさせていただきます」

ラフィエル「あ、普通の殴り合いは危険ですので、勝負種目は……」

ラフィエル「相撲です!!」

ラフィエル「服の上から、まわしだけ付けてくださいね」

ヴィーネ「……」

ガヴリール「……」

タプリス「イェエエエエエーーイ!!」


ガヴリール「……本物の力というものを、教えてやる」

タプリス「……ジャスティス」


ラフィエル「それでは……はっけよーい、のこった!!」


 ズンッ ドッ


ガヴリール「ぐっ、なかなかやる……だが!」

ガヴリール「先手必勝!!」グイッ

タプリス「……」ニヤッ

ガヴリール「なっ!?」

タプリス「イェエエエエエーーイ!!」グイッグイッ

ガヴリール「くそぉっ、なんてパワーだ!!」

65 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:27:50.748 ID:VSolRH4p0.net

 
タプリス「あの頃のぉ! 先輩にぃ! 戻ってくださぁい!!!」グイッ

ガヴリール「はぁっ!? お前、何言ってんだ!!」

ガヴリール「元はと言えば、お前が更生しろって言って」

ガヴリール「コーチを連れてきたんじゃないか!」グイッ

タプリス「今の先輩はぁ! 本当の先輩では、ありませんん!!」グイッ

ガヴリール「本当の私ってなんだよ! 今も昔も! 今の私が私だ!!」グイッ

タプリス「違いますぅ! 今の先輩は、力に溺れすぎていますぅ!!!」

タプリス「そんなの、以前のネットゲームをやっていた先輩と変わりませんん!!」グイッ

ガヴリール「あの頃の私と同じだって!? はっ、ありえないっ!!」

ガヴリール「今はこんなにも、健康的で豊かに暮らしているんだぞ!!」グイッ


タプリス「だから、それがやりすぎだって言ってるんですぅ!! 先輩は!!」グイッ

ガヴリール「はぁ!?」グイッ

タプリス「100%で突っ走らなくていいんです!!」グイッ

ガヴリール「全てに全力で挑んで!! 何が悪い!!」グイッ

タプリス「80%くらいでぇ! ちょうど良いんですよぉぉぉ!!」グイッ

ガヴリール「な、何言ってるんだ、お前っ!!」グイッ

タプリス「そんなの続けてたらぁ! いずれ先輩がぁ! 壊れてしまいますぅ!!」グイッ

ガヴリール「そ、そんなわけ、あるかぁ!!」グイッ


タプリス「だからぁ! わたしが先輩をぉ! とめますぅぅぅぅ!!」グイッグイッ

ガヴリール「ぐっ!! お、押し切られる!!」

67 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:30:34.429 ID:VSolRH4p0.net

 
修造「天真くん! 思い出せ! 僕との特訓の日々を!!」

修造「君はできる! 絶対できる! できるんだぁぁぁ!!」


ガヴリール「そうだ、私は!!」

ガヴリール「あの頃のひ弱なぁ!! 私ではないぃぃぃっ!!」グイッグイッ

タプリス「ぐぅぅぅぅっ!!」


池崎「千咲くん、自信を持てぇぇ!! 君がぁぁぁ!! ジャスティィィス!!!!」


タプリス「例えこの身が朽ち果てようとぉぉぉ!!!!」

タプリス「わたしがぁ!!! ジャァァァスティィィス!!!!」グイッグイッ



ガヴリール「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」グイッグイッグイッ

タプリス「いぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」グイッグイッグイッ


 ブンッ


ラフィエル「ふ、二人がっ!!」

ヴィーネ「宙に浮いた!?」


 ズドンッ


ガヴリール「……」

タプリス「……」



ヴィーネ「ど、どっちが先に……落ちたの?」

70 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:33:59.462 ID:VSolRH4p0.net

 
ラフィエル「……この勝負」

ヴィーネ「……」ゴクリ


ラフィエル「引き分けです!!」

ヴィーネ「なっ!? どういうこと?」

ラフィエル「二人とも、同時に地面についていました」

ラフィエル「よって……この勝負は、引き分けです」

 スクッ

ガヴリール「……私と引き分けるなんて。腕を上げたな、タプリス」

ガヴリール「お前の思い、たしかに受け取った。ほら、立てるか?」スッ

タプリス「あ、ありがとうございます」


 パチパチパチッ

修造「ナイスファイト!! ナイスファイトだった!!」

池崎「感激ぃぃぃいえええええええええい!!!」



ガヴリール「そうだな、たしかにお前の言うとおり……」

ガヴリール「少し、のめり込みすぎ、だったのかもしれない」

タプリス「先輩……」

ガヴリール「これからは、ほどほどに……しとくよ」

タプリス「よ、よかった……ほんとによかったぁ」

71 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:36:44.257 ID:VSolRH4p0.net

 
 ピリリリリッ

修造「ん、僕の電話か。良いところなのに……はい、もしもし」

奥さん『あなた、今どこで何やってるの!』

修造「ひっ! 今はだな、えっと……」

奥さん『何ヶ月も家をあけて! さっさとうちに帰ってきなさい!!』

修造「わ、わかった! すぐに帰るから!」

 ピッ

修造「すまない、天真くん、千咲くん。急ぎの用ができた!」

修造「これからも仲良く、一生懸命、生きてくれ!」

ガヴリール「コーチ! 今まで本当にありがとうございました!!」

修造「ああっ! 今の天真くん、最高に輝いてるぞ!!」

修造「それじゃあ、また会おう!!」


 ピリリリッ

池崎「ん、俺の電話か。な、なにぃ!! 刺客が迫ってるってぇぇ!?」

池崎「すまない、命を狙われる男ぉ!! この池崎ぃ!!!」

池崎「そろそろ行かねばぁぁっl!!」

タプリス「し、師匠、ほんとにありがとうございました!!」

池崎「ああ、千咲くんも元気でな!!」

池崎「それでは、華麗に撤退ぃぃぃいえええええええええい!!!」



タプリス「行っちゃいましたね」

ガヴリール「ああ……最後まですごい人だった」



ヴィーネ「えっと、なにこれ」

74 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:39:56.685 ID:VSolRH4p0.net

 
-しばらく後 ガヴリールの家-


タプリス(……わたしと天真先輩の死闘から、幾時か経ちまして)


タプリス(修造さんがいなくなってからというもの)

タプリス(先輩の体は、みるみるとしぼんでいき)

タプリス(以前の小柄な先輩に戻ってしまいました……)

タプリス(わたしとしては、これで命の危険がなくなって)

タプリス(ほっと一息だったのですが……)


 カチッカチカチッ

ガヴリール「ああっ、くそっ。こいつ支援下手くそだな!」


タプリス(以前のネットゲームにハマる先輩に戻ってしまったのは)

タプリス(残念なような、そうでないような。そんな感じです)


タプリス「もう、先輩。今日はお出かけするって言ったじゃないですか」

ガヴリール「そうだっけ。でも今、忙しいからパス」

タプリス「せーんーぱーいー?」ズイッ

ガヴリール「な、なんだよ! っていうか、お前なぁ!」

タプリス「はい?」

75 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします以下、\(^o^)/でVIPがお送りします[] 2017/04/26 22:43:47.058 ID:VSolRH4p0.net

 
ガヴリール「あれだけ人に言っておいて、何でお前だけムキムキのままなんだよ!」

タプリス「えっ?」ムキッ

ガヴリール「不公平じゃんか!!」

タプリス「そんなこと言われましても……」

タプリス「戻らないので仕方ないじゃないですか」ムキッ


タプリス「それより! ほら、出かけますよ!」グイッ

ガヴリール「ぐえっ! いやーだー!! 片手でかつぐなぁ!!」

タプリス「関係ありません、えーい♪」ムキッ

 ぎゅぅぅぅ みちみちみちぃ

ガヴリール「ぎぃやぁぁぁぁぁぁっ!!」



タプリス「これからも天真先輩が更生してくれるように」

タプリス「わたし精一杯、がんばりますから」

タプリス「覚悟しててくださいね!」ムキッ


ガヴリール「いぃぃ、やぁぁ、だぁぁっ!!」



おしまい